犬のマラセチア皮膚炎
今回は指をなめているとのことで来院された犬の症例をご紹介します。
爪の根本をテープで採材し、それを顕微鏡で観察すると左の画像がみられました。紫色の、雪だるまのようなものがたくさん見えると思いますがお分かりいただけるでしょうか?この雪だるまはマラセチアというもので皮膚に常在している真菌です。これが異常に増えることで痒みを引き起こすことがあります。マラセチアが増える原因は、背景にアレルギーやアトピーがあって皮膚バリアが低下することや、皮膚がベタベタ脂っぽいことなどいくつかの原因が考えられますが、治療としては抗菌作用のあるシャンプーや消毒を行います。痒みが残ってしまう、繰り返す場合は背景にある原因に対する治療が必要です。
夏は特にジメジメしやすく、皮膚病も悪化しやすい時期です。気になる症状があれば病院受診をおすすめいたします。