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肥満について

こんにちは!
10月もあっという間に終わり11月になりましたね。
今回は肥満についてのお話です。
前回の防寒対策のお話でもお伝えしましたが
寒くなると体の様々な場所で疾患が引き起こされやすくなります。
それに加えて肥満傾向の子はさらに進行を早めてしまったり
新たに病気を誘発してしまいます。

代表的なものでいえばまず一つが呼吸器疾患です。
脂肪が気管を圧迫し息苦しくなり、寝ているときにいびきをかいたり
ひどい場合は無呼吸症候群になってしまうこともあります。
散歩やお出かけも疲れやすくなります。

2つめが関節疾患です。
本来支えられる体重より重いと関節への負担がかなり増えることになります。
関節に痛みが出てしまうと歩きたがらなくなり、運動量とともに飲水量も減り
尿石症に繋がりかねません。

3つ目は心臓病です。
肥満の体に血液を送るため、心臓にも負荷がかかり、
もともと心臓病を患っている子は悪化を早めてしまいます。

他にも麻酔をかけるときのリスクが高くなったり
糖病病皮膚病の原因にもなるため
肥満は万病の元と言われています。

そもそも肥満とは適正体重を15%~20%以上超えている状態をいい、
例えば、適正体重5kgの犬の体重が、6kg以上になってしまうと肥満ということになります。
また、犬猫で500g増えるということは人間でいうと5kg太ったということになります。

人間と比べて体重が大きく違うため必要なカロリーも少なくなります。
基本的に与えれば与えられた分だけ食べてしまうため
きちんと食事の管理をしていないと簡単に肥満になってしまうため注意が必要です。

お家で定期的に体重測定をしたり、あばらの骨を触って太り具合をチェックし、
おうちの子が肥満、または肥満傾向にあるときは
ごはんを減量に特化した療法食に変えたり、おやつの量を減らしましょう。
無理のない範囲で運動をさせて少しずつ減量することが健康維持につながります。

また気になる事やご相談等ございましたらお気軽にご来院ください。
お散歩のついでに体重だけ測りに来ていただいても構いません。

いつまでも健康でいられるように食生活を見直してみましょう。

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