こんにちは!
とうとう12月になり、今年もあと1カ月で終わってしまいますね…。
今回は下痢についてのお話です!
下痢とは便の水分含有量が90%を超える状態をさします。
下痢は大きく分けると「小腸性」と「大腸性」の2種類に分けられ、その中でも軽度か重度かで検査や治療が変わります。
基本的に小腸性の下痢は便の量が増え、体重が減少し、大腸性の下痢は便の回数が増え、出したくてもなかなか出ない状態のしぶりの様子が特徴です。
下痢の症状があると元気や食欲がなくなったり、気持ち悪そうな様子や吐き気を伴うこともあるのでその子の様子をしっかりみてあげてください。
下痢や嘔吐が続くと脱水症状に繋がり、2次的合併症になりかねません。
下痢はストレスや食事、異物誤飲や感染症など様々な要因で引き起こされます。
例えば多くの来客や引っ越しなどの大きな環境の変化は犬や猫にとってかなりのストレスになり下痢をしてしまうことがあります。
他にも、今まで食べていたご飯を突然変えたり、異物を誤飲してしまうと消化不良で下痢になることもありますので注意しましょう。
また、膵炎や感染症に罹患している場合にも下痢の症状が出るので、注射や薬を飲んでも改善が見られなければ精密検査をすることをお勧めします。
特に、子犬・子猫やシニアの子が重度の下痢をする場合、命の危険があるため便を持って早めに受診、検査をしましょう。
下痢を予防するためにはその子に合った食生活や環境づくりがかかせません。
もともと胃腸が弱い子もいれば、本当はアレルギーを持っていて今のご飯が合っていない可能性がある子もいます。
その子に合った食事を与え、あげたことがないものをあげるときは少しずつ様子を見ながらにしましょう。
ストレスがいつもよりもかかった日は、散歩や遊びの時間を増やしたり一緒にいる時間を作ってあげたりして、その子がリフレッシュできるようにしてあげてください。
混合ワクチンは感染症を防ぐためにとても重要です。パルボウイルスなどは感染すると命を落としてしまう可能性もあるので、決められた時期に打つようにしましょう。
年末年始にお出かけされる方は常備薬として胃腸薬をお渡しすることもできますので、お気軽にご相談ください。
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