こんにちは!
過ごしやすい気候になってきましたね!
今回は犬と猫の目ヤニについてのお話です。
目ヤニとは目の表面に付着した汚れや老廃物を、”ムチン”という涙の成分が絡めとったものをいいます。
1日に1~2回ほど目頭や目尻についているものであれば生理的なものと考えられるので特に心配はいりません。
代表的な目ヤニ異常の原因はアレルギーです。とくに目の痒みやしょぼつきが伴う場合はアレルギーの可能性があります。
他にも結膜炎やドライアイ、角膜炎、角膜潰瘍、涙管の閉塞、まつ毛の異常、眼瞼内反症/外反症、感染症など
様々な原因があり、原因によって対処法も変わってきます。
目ヤニの色でもある程度の原因を見極めることができます。
・ 透明な目ヤニ : 軽度の刺激やアレルギーによるものが多いです。
・ 白く粘度が高い目ヤニ : 目の乾燥や軽度の感染症であることが考えられます。
・ 黄色や緑色の目ヤニ : 細菌感染や炎症が進行している可能性があります。
・ 茶色や黒い目ヤニ : 涙管の閉塞や、目の周りが汚れが原因であることがあります。
・ 血混じりの目ヤニ : 角膜や結膜に傷がついている可能性や目の中に炎症・外傷がある恐れがあります。
目ヤニの量の増加、色の変化、粘度が強くなったなど、目ヤニの変化が見られたり、
目の充血や涙量の増加、目を頻繁にこすっている、目を細めているなどといった目ヤニ以外の症状がある場合は、
病気のサインである可能性がありますので、早めに動物病院を受診しましょう。
目ヤニが気になるときは、清潔なコットンや柔らかい布をぬるま湯で濡らして、優しくふき取ってあげましょう。
目をこすってしまう様子がある場合には、エリザベスカラーなどを使用して目の保護をしてください。
目の周りの毛が目に入らないように定期的なトリミングも重要です。
お散歩中の草や枝なども目に入らないように細心の注意を払いましょう。
目ヤニも体調や環境の変化を知らせる大切なサインです。早めに気がついて対処することが目の健康を守ることに繋がります。
目ヤニが気になったら、おうちでケアを行い、状況に応じて病院に受診することをおすすめします。
短頭の犬や猫は特に目のトラブルが起きやすいので注意しましょう。
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