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うさぎの消化管うっ滞について

こんにちは!
夏が終わって秋の訪れを感じられるようになりました。

今回はうさぎの消化管うっ滞のお話です。
消化管うっ滞はうさぎによくみられる疾患です。
消化管うっ滞とは何らかの原因で消化管の働きが低下、または停止する状態をいいます。
早期に治療をしないと急変して亡くなってしまうケースもある危険な病気です。

原因としては食餌が合わず胃や腸にガスが溜まったり、自分の被毛などを飲み込んで
それが詰まってしまうことが挙げられます。
過度なストレスも原因の一つとして考えられています。
消化管の働きが鈍くなってくると、元気食欲の低下便が出なくなる
お腹が張るなどの症状が出てきます。

基本的に治療は胃腸薬や痛み止めの注射や点滴剤を投与したり、強制給餌などの
内科療法で改善するかをみていきますが、状態によっては外科手術で
胃や腸に詰まっているものを取り出すこともあります。
しかし、犬や猫に比べてうさぎなどのエキゾチックアニマルの麻酔リスクはとても高く
さらに高齢の子になると手術自体ができない場合もあります。
なるべく早い段階で治療をし、内科療法で完治するのが望ましいです。

普段から食餌の量や便の量、お腹の張り具合をチェックしておき
異物などの誤飲がないように生活環境の見直しをしておきましょう。
定期的なブラッシングもとても重要です。
整腸剤や乳酸菌のサプリなどもその子に合わせて与えるのも予防につながります。
少しでも食餌量や便の量が少ないと感じたら、すぐに受診することをおすすめします。

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